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【ADR】豪州株10種と「EWA」を長期チャートで比較・考察

はじめに

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以前、NISA口座での買付でオススメ英国株ADR銘柄の比較記事を執筆しましたが、

「外国源泉税額」がかからない外国株式としては、豪州株(オーストラリア株)も見逃せません。

ただ、残念ながら日本のネット証券で買える豪州株ADR対応銘柄はまだまだ少ない(※)のが現状です。

(※)現在ADRで買える豪州株は以下の通り。(2017年11月22日現在)

【SBI証券】BHP(BHPビリトン)、WBK(ウエストパック銀行)

【楽天証券】BHP(BHPビリトン)

しかし、株主還元に積極的税制上も有利豪州株は、近年ますます投資家からの注目が集まっており、

おそらく近い将来、証券会社で買える豪州株も徐々にラインナップが充実して来るのではないでしょうか。

そこで、本記事では、豪州株主要銘柄10種をピックアップし、豪州株インデックスETF「EWA」と併せて長期チャートで一気に比較・考察(※)してみます。

(※今回はGoogle Financeの仕様を踏まえ、金融株5銘柄非金融株5銘柄2回に分けて比較・考察します。)

 

豪州個別株10種概要

※以下、ティッカーコードは豪州市場での表記です。

NAB(ナショナル・オーストラリア銀行)・・・オーストラリア最大の資産を持つ四大市中銀行。法人向けの貸し出しに強み。イギリス、ヨーロッパ、ニュージーランドでも運営。

CBA(オーストラリア・コモンウェルス銀行)・・・NABに次ぐ資産を持つ四大市中銀行。住宅ローン預金シェアNo.1。

WBC(ウエストパック銀行)・・・四大市中銀行。リテール企業や機関投資家向けの総合金融サービスウェルスマネジメント事業も展開。

ANZ(オーストラリア・ニュージーランド銀行)・・・四大市中銀行。175年以上の歴史を有する。ニュージーランド、アジア、太平洋地域、アメリカ、欧州、中東を含む32の国や地域で展開。

MQG(マッコーリー銀行グループ)・・・オーストラリア最大投資銀行M&Aアドバイザリー、株式リサーチ、自己勘定投資、リース業務など全世界で幅広い金融業務を提供。28ヶ国に70拠点従業員約15,500人

BHP(BHPビリトン)・・・世界最大鉱業会社。多様な採掘と加工の操業を行う。鉄、ダイヤモンド、石炭、石油、ボーキサイトなど様々な金属鉱産品を取り扱う。従業員約38,000人。

CSL(CSL)・・・生物学的(バイオ)製剤グローバル企業。1916年オーストラリア政府機関として創設された連邦血清研究所母体30カ国に事業展開し、従業員16,000人以上

WES(ウェスファーマーズ)・・・オーストラリア大手商業会社。西オーストラリア州パースに本社を置く。

WOW(ウールワース)・・・オーストラリア大手小売業者。ニュージーランド、南アフリカにも事業展開。

RIO(リオ・ティント)・・・多国籍の鉱業・資源グループ。1995年に英国の鉱業会社RTZオーストラリアのCRA二元上場会社を形成。両社の株主同じ投票権と配当受領権をもつ。

 

豪州株ETF「EWA」概要

※データは2017年11月20日地点。

ここで、iSharesが運用する、豪州株インデックス指数「MSCI Australia」連動のETF「EWA」概要についても触れておきます。

構成銘柄TOP10は上記の通りです。

 

オーストラリア四大市中銀行と、オーストラリア最大の投資銀行ランクインしています。

10銘柄中5銘柄と、実に半数が金融株で占められているのは特徴的ですね。

ETF概要です。構成銘柄71種

出来高、流動性については(個人投資家にとっては)問題ない水準です。

PERは16倍と、米国株や英国株と比較するとやや割安感があります。

分配金利回り4.77%と、英国株ETF「EWU」と肩を並べるほどの高配当水準です。

一方、信託報酬に関しては0.48%と、(こちらもEWUと同じく)割高感は否めません。

そのため現状では、このETFを単体で購入するよりは、TOP10銘柄を個別株で買い持ちした方が良いかな、という印象です。

本記事では、豪州個別株とのチャート比較対象としてEWAを用います

 

【金融株】5銘柄(+EWA)比較チャート

※出典はGoogle Finance(英語版)。データは2017年11月20日地点。

※画像が小さくて見辛い場合、クリックで拡大できます。

※チャートには配当(再投資)は加味されていません。

全期間

まずは金融株の5銘柄(+EWA)に絞り、全期間(2000年以降)チャートで比較してみます。

パフォーマンスのトップ1位はMQG(マッコーリー銀行グループ)約280%、ワースト1位はNAB(ナショナル・オーストラリア銀行)約29%、という結果に。

こうして見ると、(一口に金融株と言っても)銘柄によってかなりパフォーマンスにばらつきが出ているのが興味深いです。

特に、ワースト1位オーストラリア最大の資産を持つNABである事が意外に思えました。

この期間ではNAB2004年以降、ずっとEWA(市場全体)をアンダーパフォームし続けていますが、

不採算部門のリストラを推進している背景もあり、今後はこの限りではないかも知れません。

直近10年間

直近10年です。

パフォーマンスのトップ1位はCBA(オーストラリア・コモンウェルス銀行)約34%、ワースト1位はNAB(ナショナル・オーストラリア銀行)約-29%ほぼ同着2位でEWA(市場全体)。

この期間では、リーマンショック時の下落幅が最も小さくその後のパフォーマンスも(相対的に)良好WBC(ウエストパック銀行)に一票!

長期保有にも向いていそうですね。

直近5年間

直近5年です。

パフォーマンスのトップ1位はMQG(マッコーリー銀行グループ)で約228%、ワースト1位はEWA(市場全体)で約-5%

この期間で見ると、MQG大幅なアウトパフォームが目立ちます。

ここまで株価が絶好調だと、買いのタイミングには慎重になった方が良いかも知れませんね(※私見です)。

直近1年間

直近1年です。

パフォーマンスのトップ1位はMQG(マッコーリー銀行グループ)で約19%、ワースト1位はWBC(ウエストパック銀行)で約3%

直近の株価下落により、WBCワースト1位に転がり落ちてきた形です。

WBCが長期保有にも適した優良銘柄である事を加味すれば、仕込み時としては悪くないかも知れませんね。

 

【非・金融株】5銘柄(+EWA)比較チャート

全期間

次は非・金融株の5銘柄(+EWA)に絞り、全期間(2000年以降)チャートで比較してみます。

パフォーマンスのトップ1位はCSL(CSL)約557%、ワースト1位はBHP(BHPビリトン)約36%

この期間で見ると、2015年までWOW(ウールワース)の独壇場でしたが、2016年からCSLが突き破ってきた形になっています。

やはりここ数年間顕著なヘルスケア期待豪州株でも見られます。

直近10年間

直近10年です。

パフォーマンスのトップ1位はCSL(CSL)約340%、ワースト1位はRIO(リオ・ティント)約-46%

多国籍の鉱業・資源グループであるRIOは、リーマンショックによる下落幅が最も大きく、またその後も長期低迷が続く形となっています。

反対に、CSLは金融危機でもほぼノーダメージという驚き。近年の急騰も相まって、2011年以前から保有していた投資家はホクホクでしょうね。

ただ、今から買うにはもう暫く様子を見守った方が良さそうです。

直近5年間

直近5年です。

パフォーマンスのトップ1位はCSL(CSL)約200%、ワースト1位はBHP(BHPビリトン)約-17%

豪州株に限らず、原油株全般にも言える事ですが、

BHPビリトンの低迷を格好の買い場と見るか、それとも見送るのか。

この辺りで投資判断が分かれそうなところです。(ちなみに著者は”買い派”です)

直近1年間

直近1年です。

パフォーマンスのトップ1位はCSL(CSL)約44%、ワースト1位はWES(ウェスファーマーズ)約3%

この期間では、大手商業会社であるWESアンダーパフォームが浮き彫りになりました。

ただ、直近10年で株価が(ほぼ)ずっと横ばいである事を加味すると、特段の買い場という訳ではなさそうです。

 

まとめ

まとめておきます。

なお、以下は配当再投資を前提とした投資パフォーマンスを表すランキング(チャート)ではない、という点にはご留意下さい。

金融株5銘柄の比較まとめ

・長期(2000年以降)で見ると、トップ1位はMQG(マッコーリー銀行グループ)約280%、ワースト1位はNAB(ナショナル・オーストラリア銀行)約29%

直近10年では、トップ1位はCBA(オーストラリア・コモンウェルス銀行)約34%、ワースト1位はNAB(ナショナル・オーストラリア銀行)約-29%ほぼ同着2位でEWA(市場全体)。

・直近5年では、トップ1位はMQG(マッコーリー銀行グループ)で約228%、ワースト1位はEWA(市場全体)で約-5%

・直近1年では、トップ1位はMQG(マッコーリー銀行グループ)で約19%、ワースト1位はWBC(ウエストパック銀行)で約3%

非・金融株5銘柄の比較まとめ

・長期(2000年以降)で見ると、トップ1位はCSL(CSL)約557%、ワースト1位はBHP(BHPビリトン)約36%

直近10年では、トップ1位はCSL(CSL)約340%、ワースト1位はRIO(リオ・ティント)約-46%

・直近5年では、トップ1位はCSL(CSL)約200%、ワースト1位はBHP(BHPビリトン)約-17%

・直近1年では、トップ1位はCSL(CSL)約44%、ワースト1位はWES(ウェスファーマーズ)約3%

 

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