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投資コラム

アーティスト、起業家、投資家として仮想通貨の可能性について語る

はじめに

今をときめく仮想通貨

2017年の爆上げで、ビットコインや各種アルトコインは軒並み大暴騰、以前から仮想通貨を保有していた人にとってはホクホクの年になりましたね。

翻ってはというと、2017年11月頃までは仮想通貨に参入はせず、成り行きを見守っていたので、特に大きな利益は得ていません。

(「完全に乗り遅れたな」という声も聞こえてきそうですが、これも否定はしないです。笑)

ただ、年初より情報収集とウォッチは続けており、自分なりに今後の投資スタンスがしっかり固まった段階で参入の是非を判断する、と決めていたので、

あえてこのタイミングで参入を決定しました。

(そしてこの時、たまたま12月下旬で各種通貨に大きめの調整が入ったので、買い始めるにも悪くなかったです。)

本記事では、①アーティストとして、②起業家として、③投資家として考える仮想通貨の未来について、3つの角度から考えをまとめてみました。

(※なお、以下、ストレートなニュアンスで伝えるため、敬体(ですます調)を排して執筆させて頂きます。)

 

①アーティスト(音楽家)として考える仮想通貨

それは、大学在学時代~20代前半の時期。

僕がシンガーソングライターとして活動していた時、何よりも痛感していたのは「自分は何て弱い立場なんだ」という事だった。

ただがむしゃらにデモテープを送り、オーディションを受けて回り事務所の方にお会い頂いて、結果を待つ。

ノルマを払ってライブハウスに出演させて頂き、友人や知人を総動員して、何とか人をお呼びしてライブを繰り返す。

人から「選んでもらう」事のみに寄りかかり神経をすり減らしながら活動を続けていた。

路上ライブで日本一周して回っていたときも、どれだけ警察や行政機関、ビルの権利者に相談して頼み込んでも、まともに許可も降りず、

追い回されながら消耗し、やっと出演許可を頂いたような場所では、ほぼ誰もいない空間に向かって歌うようなこともあった。

そして、この状況は自分の”アーティストとしての”力不足が原因だ、という強迫観念にも似た一元的な思考で、自分で自分を追い詰める状況になっていた。

「もっと頑張って人気を獲得しなければ」

「そのためには露出が必要だ。何がなんでもテレビに出る」

そう考え、行動し、いくつかのテレビ番組にも出演させて頂けたが、それでも状況は変わらなかった。

「ああ、この間の放映見たよ。お前より◯◯さんの方が凄いって思っちゃった」

「売れてないアーティストなら調子に乗ってない感じが欲しい」

「そもそもアーティストに向いてないんじゃない?」

人から何気なく自分に向けられた言葉が、深く胸に突き刺さった。

僕は次第に疲れ果てていき、一度、倒れた。

しばらくの間、人生の空白期間が生じた。

今振り返ってみて思うのは、当時、自分には「資本家としての」視点が欠けていたな、という事だ。

レーベルの社員(社長)はどう考え、プロダクションの社員(社長)はどう考え、プロデューサーディレクターはどう考え、そして資本家はどう考えるのか。

テレビ局の社員(社長)はどう考え、イベント会場やライブハウスの運営会社(社長)はどう考え、著作権管理団体はどう考え、そして資本家はどう考えるのか。

ここで、アーティストがよく悩みがち「オーディエンス(お客さん)が自分をどう思うか」というのは、実は問題の本質じゃなかった。

(何故なら、それは受け手一人ひとりの感性に委ねられたものであり、人の心は読めないから、アーティストが考えても100%の答えは絶対に出ないためだ。)

それよりも、(従来のモデルで)アーティストとして生計を立てるためには、”最終的には”資本家に選ばれる事が必要不可欠であり、

「お客さんに人気がある状態」というのは二次的な要素に過ぎなかった、と気付いた。

ちなみにこれは、以前あるプロダクションで「君が人気を”数字で示せる”ようになったら、またうちに話を持って来てよ」と言われたのがきっかけで気付いた事でもある。

ここで、僕が達した1つの結論を書く。

従来通り、人(資本家)から選ばれる事をずっと待ちながら、それでも粛々と”一”アーティストとして、音楽活動を進めていくのも、もちろんそれは1つの選択であり、否定はされない。

しかし、自ら資本家となり、自らに出資し、自らメディアを持ち、自らプロデュースし、自らディレクションを行い、およそ音楽業界に必要な作業フローを全て一人で回しきれたらどうか?

ここに、僕の一生涯を賭けた仮説と実証の全てがあり、だからこそ僕は起業し、音楽プロデューサーを名乗り、投資家になった。

WordPressという単語すら知らない状況からサイトを制作し、Webメディアを作り、受託制作やWebマーケ、運営についても手探りで進めた。

ビデオカメラで動画を撮った事すらない状況から、あれこれ試行錯誤しながらオリジナルやカバー曲動画を撮影し、Youtubeチャンネルを作成した

ゼロから金融リテラシーを身につけるため、名著を読み漁り、その過程でシーゲル先生の赤本にも出会い、知識を深め、また実践に移す事で経験も深めた。

(これまで、その過程をバカにしたり蔑んだりしてきた人もいたが、そういった方々の末路は分かりきっているので、もはや興味もないし、気にしない事にした。)

そして、今後、これらの作業フローの間を「日本円」に変わって流れる「新しい血液」となり得るのが仮想通貨だ。

これまで、日本円を媒体とした投げ銭、有料ファンクラブ運営により、アーティストのマネタイズに繋げようとするWebサービスは確かにあり、

僕もその考え方や理念に賛同し、”一”アーティストとして参加運営者の方からも色々な事を学ばせて頂いた。(今は距離を置かせて頂いているが、その方には今でも感謝している)

しかし、どうしても「円」で現金を投じる行為には、相応の生々しさが伴うし、日本人特有の「お金は汚い」という”罪悪感”によって円滑さが阻害されてしまう部分も否定出来なかったと思う。

さらに言えば、ごく一握りの限られた人だけが一定の金銭を手にする状況や、あるいは“アイドル商法”や”キャバクラ”などと揶揄されるような売り方も蔓延るなど、

「結局、既存の音楽シーンで起きている事と変わらない」と言われても反論出来ない現実を僕は目の当たりにした。

しかし、仮想通貨投げ銭であればどうか?

払う人の立場に立っても、「ちょっとした端数のポイントをあげる」ぐらいの感覚で、生々しさも少なく、気軽に応援してあげられるのではないだろうか。

そして貰った側としても、現金を頂く事と同等、いやむしろそれ以上に、純粋な喜びを感じられるのではないだろうか。

そしてほんの少したとえ日本円に換算して1円にも満たない金額でもいいから、「誰かに経済的に評価してもらえた」という事実小さな成功体験として、

それを糧にステップアップして行くことが出来ないだろうか?

もちろん、僕とて「仮想通貨が全てを救う!!」とまで大げさに叫ぶ訳ではない。

しかし、アーティストの経済的評価が今よりも滑らかなグラデーションを描くようになれば、プロアマの境目や、「食える(ない)、売れる(ない)」といった対立軸も希薄化する。

誰もが好きな度合いで表現にコミット出来る未来。

仮想通貨はその媒体として大いにポテンシャルを秘めているし、だからこそ今のうちから関わっておくべきだと、僕はアーティストとして考える。

別に身銭を切って投資しなくても、投げ銭をもらったり、もらった投げ銭を誰かにあげてみたりする事からでも良いと思う。(僕も実際にそうしてみたけど、結構ワクワクする!)

ちなみに現状では、上記の文脈で言うと仮想通貨モナコイン(MONA)それに関連するサービス「Monappy」「tipmusic」などに最も共感を覚え、可能性を感じている。

 

②起業家として考える仮想通貨

(※以下、現地点で仮想通貨に関わるビジネスを実際に立ち上げている訳ではないので、あくまで机上の空論です。)

起業家として見た場合、通貨そのものよりもブロックチェーンを取り巻く技術体系の方にどうしても目が行く。

それがある業界(例えば音楽業界)にどのような変化をもたらすのか?それをいかに早い段階で、正確に察知し、動いていけるだろうか。

例えばイーサリアムを筆頭にスマート・コントラクトが広く普及すれば、あらゆる契約に関わる作業フローが瞬く間に効率化されてしまうので、

すぐに浮かぶのはロイヤリティの自動分配や、その他、これまで不透明だったレーベル、プロダクション、その他あらゆる中間業者の契約の迅速化、効率化だ。

そしてそれに伴い、人件費も大幅に削減される。透明化公正化も進んでいくのではないだろうか。

ただ、(特に日本企業では)米国のようにすぐに経営者が大規模な組織再編を実行、とはいかないだろう。

それこそ著作権管理団体、レーベル、プロダクション、あらゆる既存の組織が変化に抗おうとするが、それでもテクノロジーが最後に勝つ事は容易に想像がつく。

もっとも、既得権益テクノロジーによって破壊されるのは(今の20代の僕が見たら)ある種の痛快さはあるが、当事者にとっては堪ったものではないだろうけど。

他にも、多機能ネムモザイク(独自トークン発行機能)、アポスティーユ(証明などの機能)、マルチシグ(署名機能)を活かした仕組み作りなども気になる所。

上サイト様の説明は非常に分かりやすく、以下、目を引いた箇所を引用させて頂く。(大変勉強になりました、ありがとうございます!)

例えば、超有名アイドルグループ「ヤマアラシ」が「アラシコイン」という独自トークンを作成したとします。
ファンクラブに入った時やコンサートに参加した際に、アラシコインを受け取ることができ、アラシコインの量に応じてグッズと交換することができるようになりました。
そうすると、アラシコインの価値は上がり、アラシコインは売買されるようになり、更にアラシコインを使って様々な物が買えるようになるかもしれません。
このように、独自トークンを使った経済圏を作ることができる未来が待っています。

これ、かなり現実的で、もしかしたらもう水面下で実現に向けてプロジェクト進行しているのではないだろうか?いや、恐らく既にそうなっているだろう。

ただし、経済圏の媒体が「日本円」から「独自トークン」に変わるだけで、その源泉が(すでに一定の人気を持つ)アーティストから発生する、という流れに変わりが無ければ、

“一時的な話題づくり”で終わってしまう可能性も否めない。

やはり複数の機能を掛け合わせた独自性の強いビジネスモデルをいかに描けるかではないだろうか。

そうした意味では、起業家としての視点で見るとネム(XEM)は非常に多機能でポテンシャルを秘めており、特に注目している。

 

③投資家として考える仮想通貨

僕は、少なくとも5年以上の中長期保有を前提に、レバレッジはかけず現物保有で分散購入(ドルコスト)で参入する所存でいる。

まず、仮想通貨が今後も有望だと考えられる理由として、最初に挙げられるファクターは時価総額ベースでの逆算だ。

仮想通貨全体の時価総額は現在、100兆円規模だが、1京円とも言われる全世界の通貨供給量のうち1%にも満たないため、まだ伸びる余地もあるのではないだろうか。

さらに、世界の株式時価総額5000兆円のうち、「仮想通貨建て」での決済、保有も伸びていく可能性もあるのでは、と考えている。

ちなみに、この記事を書いている現在(2017年12月24日)、

今の仮想通貨を取り巻く状況予想されうる今後の展開について、僕はざっくりとこんなイメージを抱いている(※あくまで私見)。

個人投資家が過熱相場を牽引(今ここ)→機関投資家が本腰入れて参入→投機の更なる過熱→バブル崩壊→富の消費者への移転→生き残るコインが淘汰される→価格回復期(この局面で積極的に買増ししたい)→長期投資家(個人、機関問わず)の買支えにより価格形成が安定していく

もちろん100%の確信ではないが、そういう意味では自分の投資スタンス上では待つのも仕事かと思っている。

そして、仮想通貨の(全アセットの中での)比率は「現物で最大5%まで」と決めてある。

すでに株式でフルインベスト、期待リターンを得ているので機会損失も気にならず、毎晩熟睡出来るのが大きなメリットだ。

反対に、ガッツリ握ると税制改正待ちで利確出来ず、アセットクラス間の流動性が失われるのは大きなデメリットだと思う。 (現状では、雑所得として年間20万ずつ利確するのも一手か。)

バブル崩壊後はコインの淘汰フェーズに移行され得る”可能性は”想定し、メジャーなコインのうち10種類程度に分散して、年間1〜2%割合ずつ徐々に買い増していく方針。

具体的には、基軸通貨であるビットコイン(BTC)はもちろん、知名度も時価総額も高いライトコイン(LTC)、イーサリアム(ETH)あたりはポートフォリオの主軸になり得る。

リバランスは都度行うが、出来るだけ売却はせず、買い増し優先

乗り遅れという概念を捨て、調整ごとのプチ買い増しをちょっとずつ楽しんでいく、ぐらいのイメージでいる。

さあ、じっくり待とう。

 

結論まとめ(三行)

それぞれ三行でまとめておきます。

①アーティストとして

「表現者のマネタイズ」という側面で強い共感を覚える。

あらゆる表現者やクリエイターの投げ銭文化への発展に一筋の光明を感じるため

アーティストとしては経済圏に馴染み易い仮想通貨、特にモナコイン(MONA)、Monappyに注目している。

②起業家として

複数の機能を掛け合わせた独自性の強いビジネスモデルをいかに描けるかではないだろうか。

通貨そのものよりも、スマートコントラクトによるロイヤリティの自動分配や、その他あらゆる中間業者の契約の迅速化、効率化に目線が行く。

起業家としての視点で見るとネム(XEM)は非常に多機能でポテンシャルを秘めており、特に注目している。

③投資家として

5年以上の中長期保有を前提に、(全アセットの中での)比率は「現物のみ、最大5%まで」と決めて分散購入(ドルコスト)

バブル崩壊後はコインの淘汰フェーズに移行され得る”可能性は”想定し、メジャーなコインのうち5〜10種類程度に分散して、年間1〜2%割合ずつ徐々に買い増していく方針。

投資家としては、基軸通貨であるビットコイン(BTC)知名度も時価総額も高いライトコイン(LTC)、イーサリアム(ETH)あたりはポートフォリオの主軸になり得る。