はじめに
仮想通貨元年とも称される2017年は、ビットコインをはじめ、多くの投資初心者が仮想通貨を保有するきっかけとなりました。
しかし、既存の金融商品クラスタ(特にバブルに警戒心の強い株式・長期投資クラスタ)は、
ブロックチェーンがもたらす技術革新には肯定的でも、仮想通貨そのものには価値の裏付けが存在しないため、総じて懐疑的でした。
そのため、年初からあれよあれよという間に暴騰していく最中でも、全く手が出せなかった人が非常に多かったようです。(ちなみに著者も例に漏れず、その一人です。)
僕も、もうここまで上がってしまったら、もう買いで入る余地はないのだろうか?とも悩みつつ、情報収集を続け、今から参入すべきか否かを、良く考えました。
その結果、今からでも運用方針とリスク許容度次第ではまだ参入(買いで入る)余地はある、という結論に達しました。
それと同時に、ショート(信用売り)やレバレッジをかけた売買は今後もやらない、とも決めました。
本記事では、2018年の運用方針とポートフォリオを公開します。
(※本記事では保有銘柄ごとの割合を公開し、運用金額は非公開とさせて頂きます)
(※本記事では特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。投資は自己責任で!)
アセット・アロケーションまとめ

以前より、基本ほぼフルインベストメントの方針は変わっていません。
しかし、仮想通貨を買い始めた事により、アセットの比率には若干の変化が生じました。
以前(2017年)までは現金比率5%、株式比率95%だったのですが、
これを改め、ひとまず現金5%、仮想通貨5%、株式90%のアセット・アロケーションに調整する方針で固まりました。
ただし、仮想通貨は今後、2~3年かけて少しずつ買い増していく予定のため、
この記事を書いている現在は仮想通貨の比率は2%程度に収まっています。(残りはキャッシュポジションです)
株式はこれまで通り、米国株ETFと米国個別株(※ADR含む)で半々です。
ポートフォリオまとめ
米国株ETF

米国株ETFです。
セクター戦略(生活必需品、ヘルスケア、エネルギー)が全体の半分になるように比率を調整し、
ヘルスケアETFをXLV→VHTに変更しました。
大型株中心の少数精鋭で配当利回りが若干高めだが信託報酬も若干高めのXLVか、
中小型株まで幅広く分散が効いていて、信託報酬は若干安いが配当利回りも若干低いVHTか。
これはもうどちらを選んでもパフォーマンスには大差ないのですが、
僕は5年以上の中長期保有を想定してポートフォリオを見直した結果、信託報酬の低さを取り、VHTに入れ替えた次第です。
米国個別株

米国個別株は、今年も2銘柄のみ、入れ替えを行いました。
(情報技術)MSFT→(金融)WBK
(資本財)MMM→GE
セクター比率にも変化があり、金融セクターを1銘柄(5%)追加し、その分、情報技術セクターから1銘柄(5%)減らす事になりました。
まず、情報技術セクターで絶好調だったMSFTを売却し、金融セクターのWBKを新規購入。
また、資本財セクターでは、絶好調だったMMMを売却、そして大暴落したGEに銘柄変更しました。
チャートの反発を見て「地面に刺さった後のナイフ」と判断した訳ですが、今後も更なる株価低迷、減配のリスクもあるため、この判断を他者に推奨はいたしません。
ちなみに、2017年頭にGE→MMMと銘柄変更していた上での「1往復」なので、たまたまですが暴落を回避出来てラッキーでした。おかげ様でミロをかき混ぜずに済みました
ディフェンシブセクター重視の基本方針には変化はありません。
20銘柄にほぼ均等に分散するルールも保っており、以下、ティッカーで表記します。
【生活必需品】PG、KO、PEP、CL、KMB、WMT、CVS
【ヘルスケア】JNJ、PFE、MRK、ABT、BMY
【エネルギー】XOM、CVX
【電気通信】VZ、T
【情報技術】IBM
【一般消費財】MCD
【資本財】GE
【金融】WBK(※豪州株ADR)
仮想通貨『岩波慶10種』

仮想通貨ポートフォリオは、以下の通りです。
仮にこれを、『岩波慶10種』と名付けてみる事にします。
そして、livedoorブログで「岩波慶の秘密のポートフォリオ」を開設し、煽り記事で他の投資家をディスりまくり・・・
(あんまり言うと某所より怒られてしまいそうなので、この辺で。)
ですが、ポートフォリオは真面目に考えて構築し、身銭を切って投資していますので、そこには一定の自信を持っています。
(※時価総額順位は2018年1月12日地点。)
<時価総額1位>【BTC】(ビットコイン)
<時価総額2位>【ETH】(イーサリアム)
<時価総額3位>【XRP】(リップル)
<時価総額4位>【BCH】(ビットコインキャッシュ)
<時価総額6位>【LTC】(ライトコイン)
<時価総額7位>【XEM】(ゼム)
<時価総額11位>【DASH】(ダッシュ)
<時価総額14位>【XMR】(モネロ)
<時価総額18位>【LSK】(リスク)
<時価総額19位>【ETC】(イーサリアムクラシック)
以上、10種類すべて均等分散で保有しています。