ホールフーズ・マーケットの概要
ホールフーズ・マーケット(WFM)は、テキサス州に本拠を置く、米国大手のグロサリー・ストアです。
今回はニューヨークの実店舗に足を運んでみたので、店内の様子をレポートしてみます。
NY実店舗レポ
1階
お店の外観。マンハッタンのBryant Parkから程近い、アクセス良好な店舗です。
店内に入ってすぐ目に入ったのが、ドーナツやパン類の陳列コーナー。
1階はコンビニエンスストアに近い店舗形態で、飲料・食料品がバラ売りで手軽に買えます。
- 一個1ドルからベーグルが買えるのは、NYでは比較的リーズナブルな価格水準に感じられます。
クロワッサンは2ドル50セント。
お酒は、特にビール系飲料が種類豊富で、こちらも一缶2ドル前後で買えるため、価格はまずまず。
レンジでチンして食べられるお惣菜も。
照り焼きチキンとご飯の、ちょっとお弁当っぽい一品も。9ドルは若干高めに感じますね。
- スープ類も充実していて、8ドルと価格は高めながらも、ボリュームは特大!
- サラダも色々なミックスタイプがあり、ホールフーズらしい健康志向が伺えます。
2階
- 2階はまとめ買いと、特定の食材に特化したエリア。超巨大なチーズを削り落としで買えるコーナーは圧巻!
バゲットサンドも大量に積み重なってます。この、良く言えば豪快(悪く言うと雑)な盛り付けはアメリカらしいです。笑
定番食のターキーサンドイッチ。
その他、様々なお惣菜があり、価格帯は全体的に高めです。立ち位置的にはデパ地下の高級惣菜のような雰囲気でしょうか。
詳しい使い方は不明ですが、キオスク(タブレット)を注文に活用出来るようです。
重量あたりの単価が一定のクッキーバー。
ホールケーキもまぁ、盛り付けが豪快でシンプルなこと。・・・糖分が凄そう。
価格は12ドル~20ドル程度で、量を考えればボチボチでしょうか。
(クオリティについてパティシエの知人に聞いたところ「ナッペが雑・・・」だそうです)
雑貨屋さんのような陳列で大きなパンが売られているのを発見。・・あ、これ、食べられるやつなのね。
2階のビールはまとめ買い専用で、数本がセットになっています。
知らずにバラして買おうとして店員さんにツッコまれたのは私です、すいません
シリアルバーは圧巻の物量!好きな組み合わせで好きなだけ買えるのは便利ですね。
冷凍食品コーナーも種類豊富。日本では見かけないようなターキーやチキン系の品目も多く、興味がそそられます。
一応、申し訳程度でしたが日本の食材も売られていました。味噌汁が減塩タイプになっているのは流石です。
お肉コーナーも大迫力!部位も豊富です。個人的にUSビーフは大好物なので、全種類買って焼いて食べたい・・・。
ソーセージの類もなかなか美味しそうですね~。一本7~8ドルは高いですが、品質は良さそうです。
海鮮コーナーではロブスター、牡蠣が光ります。そして一つ一つのサイズがデカい!
卵は12個で4ドルと、日本の2倍近くの値段がしますね。
オレンジジュース、デカっ!!(コスパはまぁまぁ)
ベジタリアン用のバーガーも売られているのが現代っぽいですね。
とはいえ、2018年の今でも「謎和食」は健在。
これは・・天ぷら・・の・・汁なしそば・・でしょうか(恐る恐る)
ラーメンの麺も売られていました。6ドルは高いけど。
ただ、アジア人は主にアジア系ショップで食材を買うと聞きますが、ここで買う人も中にはいるのでしょうか。
アイスケースに陳列されているのは「Mochi」・・・「餅」!?
でも、これが意外に人気で、買っていく白人が後を絶ちませんでした。
・・・味を想像してみるに、「雪見だいふくの皮」みたいな感じでしょうか?
フルーツも山積みで市場のよう。値段はやや高めですが、ワックス控えめでやはりオーガニック志向のようです。
メキシコ産マンゴーが5個で5ドルは安いですね!お隣の国だから物流コストが安いのでしょう。

同じく、メキシコ産のイチゴも特大パックで6ドルなら日本より安く感じられます。
感想まとめ
全体的に、販売価格は実感値でやや高めに感じられたホールフーズ・マーケット(WFM)。
しかし、オーガニック志向で品質も(相対的に)高く、近隣の食料品店よりラインナップも充実していました。
また、もともと物価の高いNY内ではそこまで割高感を感じる事もなく、アクセスも良好。
「WFMでちょっとお惣菜を買ってBryant Parkでランチする」といった用途にも向いていて、実際そうしているビジネスマンも見かけました。
PB(ブライベートブランド)商品にも力を入れているのが実店舗でも感じられ、
平日でも客が絶えない人気の理由が垣間見えた気がします。
アマゾン(AMZN)が買収したくなるのも納得ですね。
巨大資本の傘下に入る事で、今後はさらに経営も盤石になるでしょう。