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フット・ロッカーの概要
フット・ロッカー(FL)は靴を中心に販売する大手アパレルチェーンです。
日本で言うなら、ABCマートに近い存在です。
今回はニューヨークの実店舗に足を運んでみたので、店内の様子をレポートしてみます。
NY実店舗レポ
店舗外観。大通り沿いで、赤文字のロゴが目につきやすいです。
店内に入ってまず目に入ったのは、(意外にも靴ではなく)Tシャツやパーカーといった衣料品コーナー。
そして、野球帽(キャップ)コーナー。・・・あれ、靴は・・・?
・・と思ったら、壁際にちゃんと靴コーナーがありました。笑
展示の仕方もABCマートと近い雰囲気ですね。
メーカーを見ていくと、ナイキ(NIKE)、
コンバース(CONVERSE)、
アディダス(adidas)、
ニューバランス(New Balance)といった、日本でも馴染みのあるメーカーがずらり。
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感想まとめ
店内はワンフロアを広々と使い、壁際に沿った靴コーナーと、中心部にTシャツ等の衣類コーナー、という構造でした。
靴に関しては、日本でも馴染み深いメーカーが多く、価格帯も日本と概ね同程度。
逆に言えば、日本人にとってはABCマートに行くのとあまり変わらないため、特に新鮮に感じる要素はあまりないように思えます。
また、店員が客に進んで声をかける訳でもなく、靴の試着も積極的に行われている様子はありませんでした。
率直に言えば、靴はそこそこの品揃えだけど、UX(ユーザー体験)が今ひとつで、あまり購買意欲をそそられませんでした。
この点において、従業員が専門知識豊富で親身に相談に乗ってくれるホーム・デポ(HD)とは異なります。
- 2017年8月には、利益と売上高、収益率がいずれも市場予想を下回ったほか、下半期の既存店売上高が落ち込むとの見通しにより、フット・ロッカーの株価は一時20%以上の急落となりました。こうした中、フット・ロッカーは子供・女性用、欧州展開、Eコマースにも注力していますが、果たしてアマゾンの脅威に今後も立ち向かっていけるのか、今回の店舗見学では今ひとつ確信が持てなかった、というのが正直な感想です。